Cherish Local Japan

もっと日本を楽しむために

主食としてのパン 小麦の違い

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日本のパンは、洗練された味と種類の多さで内外からの注目度の高い食べ物です。スタンダードなクロワッサン、デニッシュ、カレーパン、焼きそばパンのような日本オリジナル、ありとあらゆる美味しいパンが街のパン屋さんに並んでいます。

バゲットもスーパーから高級ベーカリーまで様々なものが売られていますが、フランス人の感想としては、味にかなりばらつきがあるのだそうです。それは製法もさることながら、使う小麦によって全然味が違う、ということらしいです。

フランスで美味しいバゲットとされるのは、皮がしっかりと固く、もっちりとした触感で、口に入れると芳ばしい小麦の風味が鼻腔に届きます。 日本のバゲットは、皮も中身も軽めのものが多く食べやすいのですが、存在感がちょっと足りないことがあるそうです。Forbesの記事による*と フランスで人気のある小麦粉ブランドは「Red Label T65」というものだそうですが、日本で使っているところはあまり無いのではないでしょうか。

理屈ではなんとなくわかるものの、普段食べるパンにそれほど小麦粉の違いを意識したことがなかったので、少しびっくりしました。そして、この小麦粉の違いがわかる感覚というのは、私たちが米の種類に敏感なのと同じなのかと、ふと思いました。

自宅用の米を買うときは銘柄を一応考えて選びますし、お店で提供される白米ご飯も、種類による味の違いをも意識して食べることがあります。海外に行って日本食のご飯として出されたものが「ちょっと違うなぁ」と思ったことがある人も多いと思います。

イタリアのパスタもそうですが、人々の食生活の中心となっている食材は、どうやったらもっと美味しくなるかを徹底的に研究され、作る人食べる人のこだわり・思いに育まれ、一朝一夕では追いつけない「無形文化」のようになっていくのではないかと思います。

日本には米に限らず、多くの伝統的食材がありますので、訪日される海外のお客様に詳しく説明して、その良さを背景含めてわかってもらえればと考えています。

*Why This Is The Best Bread In France